生活習慣悪化にもリスク

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 われわれの健康を考える際、放射線被ばくだけではなく糖尿病や肥満といった生活習慣病など、健康に影響を及ぼすさまざまな事柄を知り、バランス良くコントロールすることが重要です。

 しかし、このバランスという言葉は難しいです。おいしいご飯を食べるのが好きなのに、ただ減量と言われても辛いだけですし、太り過ぎないことがどれくらい健康にとって重要か分かりづらいです。

 放射線と生活習慣の比較は以前からさまざまなデータがあります。喫煙や大量飲酒の習慣は放射線を千ミリシーベルト被ばくするのと同程度。肥満・やせ・運動不足・塩分の取り過ぎなどは、数百ミリシーベルトの放射線被ばくと同程度の発がんリスクがあると計算されています。

 それに対して、現在の日常生活で放射線被ばくが増えたとしても、例えば年間追加で数ミリシーベルト浴びることはまずあり得ません。2桁から3桁の差です。この情報だけでバランスを取れるわけではありませんが、一つの指標になります。生活習慣の悪化や生活習慣病が今の私たちの健康にとってどれほど大きな問題となっているか、お分かりいただけると思います。