英学者、ガンマ線名付ける

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 ベクレル、キュリー、レントゲンなどの科学者によって、19世紀末から放射線に関わる研究は急激に進歩しました。

 すべての物質は、小さな「陽子・中性子・電子」がたくさん集まってできています。もう少し細かく言うと、陽子と中性子が中心に塊(原子核)をつくり、その周りを電子が回っているのです。

 これらの個数のバランスが悪いとその物質は不安定となり、安定になろうとして外に不要な「陽子・中性子・電子」やエネルギーを吐き出します。その吐き出すものが放射線であり、その吐き出し方によってアルファ線、ベータ線、ガンマ線などと名前がつけられます。

 ニュージーランド生まれの英国の物理学者、アーネスト・ラザフォードは、1898年、ウランから2種類の放射線が出ていることを発見します。アルファ線は紙一枚で遮ることができる一方、ベータ線は紙をこえるが、薄い金属板をこえることはできません。このような透過性の違いから、2種類の放射線をアルファ線、ベータ線と名付けました。そして1903年、発見されていたさらに透過性の強い別の放射線をガンマ線と名付けます。

 陽子と中性子が塊(原子核)をつくり、その周りを電子が回っている。という構造を提唱したのも彼です。これらの功績から原子物理学の父とも呼ばれています。