東京電力福島第1原発事故により2011年3月12日に隣接する川内村に避難し、村と合同で災害対策本部を設置した。同16日には、郡山市のビッグパレットふくしまへの3次避難を行った。
同4月22日に町全域が警戒区域に指定された。13年3月25日に避難指示解除準備、居住制限、帰還困難の3区域に再編された。町は17年3月、避難先に移していた全ての役場機能を町本庁舎に戻し、業務を全面再開した。同4月1日に帰還困難区域を除く避難指示が解除され、住民の帰還が始まった。避難指示解除に合わせて公設民営の複合商業施設「さくらモールとみおか」が全館オープンし、今も住民の暮らしを支える拠点となっている。
20年3月10日には帰還困難区域のうち、特定復興再生拠点区域(復興拠点)に含まれるJR夜ノ森駅周辺の避難指示が先行解除された。
町は、23年春の復興拠点全域の避難指示解除を目指している。