美術館の窓から見える裏磐梯の景観は自慢の一つだ。設立場所について、実は全国でいくつか候補地があった。やはり多くの人に訪れてほしかったので、軽井沢や那須高原などの有名観光地も候補になった。しかし、父の中では「古里の子どもたちが気軽に鑑賞してほしい」という思いも強く、最終的に県内有数の景勝地である裏磐梯に決まった。 父は建物にもこだわりがあった。「西洋中世の馬小屋」をイメージした父のラフスケッチ...
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