「これってレプリカ(複製品)でしょ」 開館当初は知名度がないせいで、こんな言葉をかけられて悔しい思いをすることがあった。本物だと説明しても「本物がここにあるわけないじゃない」と信じてもらえない。 最初の課題は、美術館の知名度を上げることだった。そのために夢中になって動き回った。自分で運転して県内各地のホテルやペンション、喫茶店、美容室などを回り、展示会のポスターを1枚でも多く貼ってもらお...
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