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【3】離れて大切さ気付いた 前飯舘村長・菅野典雄

2022/05/25 08:31

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中村一中の修学旅行で友達と記念写真に納まる私(右)。中学、高校時代に実家を離れて暮らした経験が、親のありがたみや古里への愛着が芽生えるきっかけとなった

 かわいい子には旅をさせよ。中学生になると、親戚の家で居候を始めた。  わが家には小学2年生から3年生、遅くとも6年生になったら、村外の学校に通わせるという習慣があった。一人前になるために村の狭い世界だけでなく、街場の空気を吸って勉強させるという狙いがあったようだ。  私もその習慣にならい、小学生ではなかったが、中学入学と同時に、相馬市の叔母の家に居候し3年間、中村一中に通った。住み慣れた家を離れ...

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