「師匠」っていうのは、いつの世でもありがたいものでして、その世界で生き抜くための金言や教えをくださるものであります。 「君は『貧しくても良い落語家になりたいか』それとも『売れる落語家になりたいか』」。私が故桂米丸に弟子入りした直後、師匠から問われた言葉です。 私は迷わず「貧乏でも構わないから、落語ができれば良い」と答えました。 すると師匠は、「心が貧しいと面白いことが考えられなくなる...
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