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【2】二刀流は師匠のおかげ 落語家・桂幸丸

2025/02/04 08:30

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2011年頃の米丸師匠。医者から「100まで生きられますから」と言われ「え、私、100で死んじゃうんですか」なんて言ったという逸話も。生命への執着が長生きの秘けつなんだと思いました

 「師匠」っていうのは、いつの世でもありがたいものでして、その世界で生き抜くための金言や教えをくださるものであります。  「君は『貧しくても良い落語家になりたいか』それとも『売れる落語家になりたいか』」。私が故桂米丸に弟子入りした直後、師匠から問われた言葉です。  私は迷わず「貧乏でも構わないから、落語ができれば良い」と答えました。  すると師匠は、「心が貧しいと面白いことが考えられなくなる...

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