芸という商売は、お客さんからの反応や評価があってこそ。伝わらなければ意味がないんです。お客さんに「はまった」かどうかは、表情で分かる。「面白いね」「大したことないね」「あと何分しゃべるんだろう」。客席の小さな声も聞こえてくるもんです。 前座、二つ目の駆け出し時代は、空回りも多かった。芸人なのに、客を笑わせるよりも自分のことで精いっぱい。私は「出たがり」なのに、「あがり症」。今でもそうなんです...
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