真打ちになると、寄席のトリを務めたり、弟子を取れるようになったりします。私のところにも桂夏丸、桂翔丸の2人が入門してきました。弟子であり、同志であり、ライバルでもある。「教えること」の難しさを学ぶとともに、師匠米丸の苦労が身に染みました。 夏丸は、小学生の時に見た寄席がきっかけで、落語の世界に興味を持ったそうです。中学、高校と群馬県から寄席通いを続け、高校2年で弟子入りしてきました。真面目で...
この記事は会員専用記事です
残り655文字(全文855文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。