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【5】弟子は同志でライバル 落語家・桂幸丸

2025/02/07 08:30

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私(中央)と弟子の夏丸(右)と翔丸。タイプが真逆の2人で「十人十色」とはよく言ったものです。周りの後輩を見ても、それぞれに長所、短所があります。それが落語家の芸風にもつながるのでしょう

 真打ちになると、寄席のトリを務めたり、弟子を取れるようになったりします。私のところにも桂夏丸、桂翔丸の2人が入門してきました。弟子であり、同志であり、ライバルでもある。「教えること」の難しさを学ぶとともに、師匠米丸の苦労が身に染みました。  夏丸は、小学生の時に見た寄席がきっかけで、落語の世界に興味を持ったそうです。中学、高校と群馬県から寄席通いを続け、高校2年で弟子入りしてきました。真面目で...

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