長崎県の農家岩崎政利さんは有機栽培を始めて程なく、思い切って人里から離れ、山に畑をつくった。病害虫が発生し、周囲の農家に迷惑をかけてしまったからだ ▼そこで改めて気付いた。雑木林の土は微生物の働きで完熟し、さまざまな木が生き生きと枝を伸ばしている―。雑木林のような環境を再現しようと土を見直し、一つの畑で種類の異なる野菜を育てた。すると害虫はほとんど出なくなった(「種をあやす」亜紀書房) ▼先月公表...
この記事は会員専用記事です
残り292文字(全文492文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。