春の陽気に誘われて京都の旦那や舞妓(まいこ)らが、近くの低山に野駆けに出かける。「梅は咲いたか、桜はまだかいな」などと口ずさみながら登り、立ち寄った茶店での出来事を題材にした上方落語「愛宕山」はちょうどこの時期によく演じられる ▼低山は京都市に実在し、山頂に鎮座する神社が火伏せの神様として古くから信仰を集める。全国に約900ある神社の総本宮で、「火迺要慎(ひのようじん)」のお札でも知られてい...
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