玄関先の宅配ボックスが当たり前の光景になってきた。再配達してもらうのは気の毒だし、ポストに入りきらない大きな荷物だと、むき出しで置き配されるのも心配。そんな思いの人が増えているのだろう ▼詩人で大学教授の中村和恵さんは、指定した時間枠に配達されるのは「地上の奇跡」と、ある随想に書いている。米国滞在時には注文した本が待てど暮らせど届かず、オーストラリアでは、配達予定日を無視して野菜が乱雑に置かれて...
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