福島市の県立美術館で開催中の「金曜ロードショーとジブリ展」は12日、入場者数が15万人を突破し、同館でセレモニーが行われた。
15万人目となったのは福島市の主婦菅野弘美さん(62)の家族。菅野さんは孫の福島三小3年の矢吹優海(ゆい)さん(9)、同校1年の優空(ゆあ)さん(6)、県立聴覚支援学校幼稚部の優芽(ゆめ)ちゃん(5)との4人で訪れた。
12日に9歳の誕生日を迎えた優海さんは「ポニョが好きなので一緒に写真を撮るのが楽しみ」と笑顔を見せた。菅野さんも「多くの人が来ている中で15万人目となり、とても驚いた」と話した。
セレモニーでは高橋英子同館長と丹野孝典福島民友新聞社編集局長、隅田哲福島中央テレビ取締役が菅野さん家族に記念品を手渡した。
「金曜ロードショーとジブリ展」は7月19日に開幕し、8月22日に入場者数が10万人に上った。同館の企画展の最高入場者数は「若冲(じゃくちゅう)が来てくれました」展(2013年7月27日~9月23日)の15万5592人。記録更新に迫る勢いに高橋館長は「気になっているけどまだ訪れていない人に、ぜひ見に来てほしい」と来場を呼びかけている。