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相馬商議所会頭に草野清貴氏再任

2025/10/31 07:40

くさの・きよたか 相馬市出身。東京電機大工学部卒。2013年から常議員を務め、16年に会頭就任。相馬市観光協会長。

 相馬商工会議所は30日、相馬市で臨時議員総会を開き、任期満了に伴う役員改選で、会頭に草野清貴氏(79)=草野建設会長=を再任した。4期目。任期は11月1日から3年。

 副会頭に菊地逸夫氏(67)=フレスコ相談役、梅沢国夫氏(66)=相双五城信用組合理事長、松本壹雄氏(79)=石匠松もと会長=を再任。専務理事には吉田一直氏(64)を再任した。

 草野氏は「引き続き、相馬のために頑張りたい。ご支援いただきたい」と述べた。

 情報発信基地として活動

 草野清貴氏は「会員の役に立ちたい。商議所を情報の発信基地にする」と語った。

 ―4期目の意気込みを。
 「管内は度重なる自然災害からまだ立ち直れていない。人口減少も大きな課題だ。行政と連携して地域資源を生かした経済活性化に取り組む」

 ―具体的な構想は。
 「相馬市は『みちのく潮風トレイル』の終着点。松川浦県立自然公園に展望台を整備し『恋人岬』として全国にアピールする。復興のシンボルと位置付け、早急に着手したい。中村城跡の国史跡指定や、トラフグ、メヒカリ、イカ、アオサ、ワサビ、しょうゆなど特産品の消費拡大も目指す」

 ―会員増強に向けては。
 「青年部と女性会の加入率は県内トップクラスだ。来秋、日本商工会議所青年部の東北ブロック大会が相馬市で開かれる。約2千人の来場が見込まれ、地域経済への波及効果も期待できる。ビジネスチャンスを広げる新規事業の創出などで加入を促していく」

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