郡山商工会議所は３０日、郡山市で臨時議員総会を開き、任期満了に伴う役員改選で新会頭に副会頭の今泉守顕氏（７３）＝郡山第一ビル社長＝を選任した。任期は１１月１日から３年。
副会頭には伊藤清郷氏（５６）＝陸奥テックコンサルタント社長＝を再任、岡部弘幸氏（６４）＝岡部社長、山口仁氏（５５）＝山口薬品社長、滝田吉宏氏（５５）＝援護化学社長＝を新任した。専務理事に福内浩明氏（６４）を再任した。
今泉氏は、新任あいさつで「若者の発想を大切にした街づくりを進める。行政との情報交換と連携を深めて新しい街づくり、会員企業に寄り添った会議所運営に努めたい」と抱負を述べた。
街活性化へ課題解決図る
今泉守顕氏は「急逝した滝田康雄前会頭の思いを引き継ぎ、中心市街地の活性化などに取り組んでいく」と語った。
―まちづくりの考えは。
「交流人口の増加と地域活性化を目指す。県内唯一の大型百貨店を持ち、大きなコンベンションに対応できる街として、その利点を生かすべく交通問題などの課題解決を図っていく」
―行政との連携は。
「普段からのお付き合いというものを大事にして緊密に連携していく。地方財政が厳しくなる中で各種事業も見直しの時期に来ている。職員の働き方や意欲も考慮しながら、効率良く継続する方法を考えたい」
―中小企業の支援は。
「新型コロナウイルスや台風１９号の補助金申請など、これまでも大きな役割を果たしてきた。そうした経験を生かしてより良いサービスを提供したい。地元企業に対する若者の認知度向上を図る事業も展開する」
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