４～９月期は増収減益　あぶくま信金仮決算

　あぶくま信用金庫が３０日発表した２０２５年４～９月期仮決算は、経常収益が１８億２７００万円（前年同期比２１・４３％増）、経常利益が５億４５００万円（同９・６８％減）、純利益が３億９３００万円（同１１・７８％減）で増収減益となった。

　増収は貸出金の増加や市場金利上昇の影響による資金運用収益などの増加、減益は預金金利引き上げの影響による預金利息の増加が要因。

　本業の利益を示すコア業務純益は３億７４００万円（同２５・０８％減）で、預金残高は前期末比５億９４００万円減の３１１９億円。貸出金残高は顧客の資金ニーズや地方公共団体向け融資に取り組んだ結果、同１２億円増の１０２８億円となった。

　自己資本比率は同１・４７ポイント上昇し、３７・１０％。不良債権比率は１・８４％で同０・１１ポイント改善した。