来年から3年連続で福島県開催される「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」を控え、初年度の会場となる須賀川・岩瀬地区の須賀川市で16日に開かれた県大会「県『うまい米』決定戦」。国際大会のプレ大会と位置付け、関係者らは一丸となって”1粒に込められた生産者の思い”を発信した。
県大会では、コメの官能審査のほか、米・食味鑑定士協会の鈴木秀之会長によるトークショーも行われた。鈴木会長は3年連続の本県開催について「東日本大震災と原発事故による風評被害がなかなか払拭できていないと感じていた。国際大会で県民が希望を持って生活している姿を国内外の人に発信する機会になれば」と熱い思いを明かした。
審査米の炊飯はJA夢みなみや須賀川、鏡石、天栄3市町村の団体が協力。会場には、地元の特産品や観光などをPRする特設コーナーも設けられた。
