漫才コンビ「母心」の関あつしさん(46)が、福島市北五老内町にある中村風呂店のシャッターをキャンバス代わりに絵を描いた。「幸運」をテーマに仕上げた自信作を前に「運気が上がるフォトスポットとして盛り上がれば最高だね」とうなずいた。
関さんは漫才師の傍ら、絵本作家やイラストレーターとしても活動している。今回は、関さんのファンという中村風呂店の武藤真佐恵さん(52)が「まちを活気づけたい」との思いで依頼した。関さんは店の近くにある福島競馬場にちなみ、龍やフクロウ、招き猫などの縁起の良い動物たちが競走する様子をデザインした。
9月下旬、運営するコミュニティー「おじさん活動研究室」のメンバーや中村風呂店の家族ら約15人と作業を進め、2日間かけて完成させた。
「シャッターに描くのは初めて。凹凸に苦戦したがみんなの協力のおかげで形になった」と関さん。「自分の作品が福島の活性化につながればうれしい。なんでも挑戦するので相談してほしい」と次の作品づくりへ意欲を見せた。
