今季初めて、思いがけないところで霜柱を見つけた。半透明の氷の柱があちこちに固まってできていた。子どもの頃、当たり前にそうしていたように、反射的に一つずつ踏んでいた ▼霜柱を見るとつい、踏みしめたくなってしまうのはどうしてだろう。ざくっという音と一緒に、靴底を通して伝わってくる薄い氷のはじける感触は確かに心地いい。つららを目にすれば、日差しを受けだんだんと細く短くなっていく前に折り取っていた。氷の...
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