バスケットボール男子Bリーグ2部(B2)東地区首位の福島は23日、ホームの宝来屋ボンズアリーナで静岡を91―74で下し、15連勝を飾った。通算成績は16勝1敗。福島は次戦の29日、同会場で福岡と対戦する。午後3時5分開始予定。

【経過】福島は第1Q、相手の守備に阻まれ2点をリードされたが、第2Qに入るとガードナーの3連続得点などで盛り返し、48―42で前半を折り返した。第3Qは粘り強い守りで相手のシュートを防ぎ、リードを広げた。第4Qもファウルで得た得点機などを逃さず得点を重ね、逃げ切った。
指揮官指示で劣勢覆す
東地区首位を快走する福島が静岡を2日連続で下し、15連勝。低迷した昨シーズンの通算15勝を超える16勝目に到達した。チーム最多の22得点で勝利に貢献したCパトリック・ガードナーは「自分のシュートでチームを勢い付けることができた」と笑顔を浮かべた。
福島は守備を強化してきた相手に苦戦し、第1Qを23―25とされた。第2Qに入っても状況は変わらず一時は7点差とされたが、マルシャンヘッドコーチ(HC)がタイムアウトで修正。ガードナー中心で攻めるよう、選手の立ち位置や攻撃パターンを変更した。
指揮官に「思い切り打ってこい」と送り出されたガードナーは次々とゴールを決め、勝利につなげた。期待に応えたチームの大黒柱は「自信を持ってシュートを打てた。次戦では点差をつけられないよう、序盤からしっかり戦いたい」と表情を引き締めた。
試合には、クラブ史上最多の4803人の観客が訪れた。こうした応援が連勝記録更新を後押しになっているといい、マルシャンHCは「ブースター(ファン)が6人目の選手として一緒に戦い、相手にもプレッシャーを与えてくれている」と感謝を口にした。
