会津西陵高の3年生3人でつくる「会津こづゆ日和」は29日、東北地区の高校生がスープメニューのアイデアを競う「スマイル”フード”プロジェクトin東北2025」の決勝大会に出場する。石井奏穂さんは「優勝を目指して自分たちらしく頑張りたい」と意気込む。
大会は東洋水産(東京都)の主催。大会には46校189チームが応募し、書類審査を経た東北6県の各県代表が決勝大会に進む。決勝は仙台市で行われ、プレゼンテーションと試食で優勝などの各賞を決める。優勝したスープは来年秋ごろにマルちゃんブランドのフリーズドライスープとして商品化される。
同チームは石井さん、長嶺紅葉さん、折笠明子さんで構成。調理に関わる仕事を目指す石井さんが中山風人教諭に勧められ、友人の2人を誘って初めて出品した。同大会に出品するのは同校で初めてという。
3人は「会津の郷土料理を広めたい」との思いから、「んめぇ!会津のこづゆ風スープ」を考案した。白だしをベースに、ニンジン、シイタケ、豆麩(まめふ)などこづゆの具材を使ったスープに仕上げた。フリーズドライに向かない糸こんにゃくを春雨で代用するなど工夫を凝らした。3人は「決勝に進めることがうれしい。スープを通してこづゆのおいしさを広めたい」と力を込めた。
