復興加速期待! 常磐道「常磐双葉IC」新設 3月7日・利用開始

 

 常磐道には常磐双葉インターチェンジ(IC、双葉町)が新設され、7日に利用開始となる。2025年までには小高スマートIC(南相馬市)も開通予定で、帰還した住民の利便性向上や復興工事の効率化、企業誘致など、本県復興の加速化が期待される。

 常磐双葉ICは大熊―浪江IC間に位置し、町の中心市街地から車で10分圏内。町を縦断する国道6号から近く、東京電力福島第1原発などで働く作業員や中間貯蔵施設への除染土壌の搬入車の移動時間の短縮が見込まれる。

 小高スマートICは浪江―南相馬IC間に位置し、自動料金収受システム(ETC)搭載車専用のIC。南相馬市では、浜通りの経済再生を図る国家プロジェクトの福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想の一環として福島ロボットテストフィールドの整備が進み、同ICが開通することで、周辺への企業誘致や経済活性化への好影響も見込まれる。