子ども世代への伝承の在り方「模索」 いわき震災伝承みらい館

 

 いわき市薄磯のいわき震災伝承みらい館は、震災を直接経験していない子ども世代への伝承の在り方を模索している。

 昨年5月開所の同館には、1年間で約2万4000人が訪れた。その多くを小、中学校の校外学習が占めた。タッチパネルを使ったゲームなど、子どもにも分かりやすいような工夫を凝らしているが、さらなる展示の刷新も検討している。

 館長の本田和弘さん(60)は「震災の教訓を自発的に学んでもらうには、言葉だけでなく視覚や触覚に訴えることが必要」と指摘する。問い合わせは同館(電話0246・38・4894)へ。