来年春から始まる大型観光企画「ふくしまデスティネーションキャンペーン(DC)」に向け、福島市の飯坂、土湯、高湯の3温泉地の女将(おかみ)らは25日、同市でキックオフミーティングを開いた。参加者が誘客促進に向けた取り組みなどについて検討した。
来訪者に特別なおもてなしを提供するため関係者がアイデアを共有したり、勉強したりする機会を作ろうと実施。市内13カ所の旅館から女将が参加し、主催者の畠ひで子さん(吉川屋)が「プロである私たち女将のおもてなしで、また福島に来たいと思ってもらえるよう、みんなで力を合わせていきたい」とあいさつした。
ミーティングでは、JR東日本の静徹也福島統括センター所長・福島駅長や、県観光交流局の藤城良教局長らが登壇し、3温泉地に期待することやふくしまDCの戦略などをテーマに講話。静所長は「3温泉地それぞれの特徴や強みがある。DCに特化した取り組みに限らず、いつものおもてなしにさらに磨きをかけてほしい」、藤城局長は「DCのキーワードは女性、若者、連携。日頃から精力的に活動する女将さんのパワーをぜひお借りしたい」とそれぞれ話した。
