第58回花いっぱいコンクールの表彰式は2日、福島市の福島民友新聞社で行われ、最高賞の知事賞に輝いた慶徳小(喜多方市)などをたたえた。福島民友新聞社、県森林・林業・緑化協会、農林中央金庫福島支店の主催。
慶徳小は全校児童50人や職員らが協力し、30平方メートルの花壇や42のプランターで花を栽培。地域の高齢者らと花を植える「オレンジロード」づくりに取り組んだり、地域の公共施設にプランターを届けたりして地域を彩るとともに、地域との交流にもつなげている。
式では福島民友新聞社の野崎広一郎社長が「猛暑や雨も多い環境の中、地域の景観向上などの取り組みに敬意を表す。今後も県民の心が潤い、花でいっぱいになるよう活動を続けてほしい」とあいさつした。審査委員長を務めた宗像宏行県園芸課長が審査報告した。慶徳小の久保田義春校長、下間(しもつま)裕子教諭ら各団体の代表に表彰状を贈った。
受賞者を代表し、久保田校長が「今後も美しい花壇、地域となるよう頑張りたい」と抱負を述べた。高村昭宗県文化振興課長、羽染聡県教委義務教育課主幹が祝辞を贈った。
本年度は44団体から応募があり、11月12日の審査会で入賞10団体を決めた。
