「東日本大震災・原子力災害伝承館」6つのエリア、大画面映像

 
20日に開館する東日本大震災・原子力災害伝承館の外観

 東日本大震災・原子力災害伝承館は震災、原発事故の風化防止と情報発信を事業の柱に据え、関係資料の展示・収集・保存、研修プログラムの提供、原子力防災の調査・研究、専門分野の人材育成を展開する。

 館内は震災、原発事故の時系列に沿って▽プロローグ▽災害の始まり▽原子力発電所事故直後の対応▽県民の想(おも)い▽長期化する原子力災害の影響▽復興への挑戦―の六つのエリアに分けられ、事故を起こした第1原発の模型や放射性ヨウ素の測定結果を手書きで記した旧原子力センターのホワイトボード、除染廃棄物などを詰める「フレコンバッグ」、震災当時の新聞などが展示されている。

 プロローグでは7面の大画面に地震と津波、原発事故の発生などを映像で映し出し、語り部が震災の記憶を講話する。

【施設概要】
■住所:双葉町中野字高田39
■開館時間:午前9時~午後5時
■入館料:大人600円(20人以上の団体480円)、小中学生と高校生300円(20人以上の団体240円)
■休館日:火曜日と年末年始(12月29日~1月3日)
■問い合わせ:伝承館(電話)0240・23・4402