交際アプリ入会金と信じる 郡山の男性、なりすまし1350万円被害

 

 28日午前、郡山市の60代男性から「詐欺被害に遭った」と郡山署に届け出があった。男性は、異性との交際をあっせんするサービス業者の入会金などとして、現金計約1350万円をだまし取られており、同署は「なりすまし詐欺」事件とみて調べている。

 同署によると、男性は交流サイト(SNS)でデートクラブの従業員を名乗る女と知り合った。男性は8日ごろ、相手とアプリでやりとりし「女性に会うためには会員登録をする必要がある。入会金を支払っても入会金は戻ってくる」などと要求された。

 話を信じた男性は26日ごろまで12回にわたり、相手が指定した銀行口座に同市の金融機関から計約1350万円を送金したという。送金後も女性と会えなかったことから、被害に遭ったことに気付いた。