「南相馬市長選」21日投票 選管確定は午後8時半ごろの見込み

 

 任期満了に伴う南相馬市長選は21日、投票が行われ、即日開票される。いずれも無所属で、新人で元市経済部長の門馬和夫候補(63)、3選を目指す現職の桜井勝延候補(62)の両候補は20日、地盤の同市原町区で最後の訴えを響かせ、10日間の選挙戦を締めくくった。

 復旧・復興を先導してきた現市政の評価が最大の焦点。東日本大震災の津波に見舞われた本県沿岸被災地の復興に向けた、かじ取り役を選ぶ今年県内初めての首長選になる。

 門馬候補は100年先を見据えたまちづくりを掲げ、対話路線での市政刷新を訴えてきた。

 桜井候補は2期8年の実績をアピール。草の根活動で市政継続による復興の総仕上げを強調している。

 投票は21日午前7時から午後6時まで市内36カ所で行われる。開票は午後7時から同市スポーツセンターで行われ、選管確定は同8時30分ごろの見込み。

 10日現在の有権者数は5万3350人(男性2万6422人、女性2万6928人)。