福島県知事選「期日前投票」前回比1.4倍 過去最多28万1175人

 
知事選の開票作業に当たる職員=28日夜、福島市・国体記念体育館

 知事選の期日前投票(12~27日)の最終的な投票者数は、28万1175人で、4年前の前回知事選に比べて7万9384人増加し、知事選では過去最多となった。全有権者数の17.42%に相当し、前回の約1.4倍に上った。

 投票者数が最も多かったのは、郡山市で4万2592人。大型ショッピングモールに新たに期日前投票所を設置した影響などで、前回より約1万2000人増えた。次いで福島市4万14人、いわき市3万4882人。

 このほか、投票箱を積んだ車で巡回する「移動期日前投票所」を導入した田村市は6636人と前回に比べ2837人増えた一方、同様に導入した大熊町は1794人と8人減った。59市町村のうち大半は前回同期を上回ったが、楢葉、大熊、双葉、浪江、飯舘の相双地方5町村は下回った。

 一方、昨年の衆院選の県内小選挙区の期日前投票者数(38万5910人)と比べると約10万人少なく、今回の知事選に対する有権者の関心の低さも浮き彫りになった。また、27日までの不在者投票者数は9557人だった。