会津若松市長選、告示まで1カ月 現職、新人4人の戦いへ

 

 任期満了に伴い7月23日告示、同30日投開票で行われる会津若松市長選は、告示まで1カ月となった。

 いずれも無所属で、現職の室井照平氏(67)=3期=が4選を目指して出馬する意思を示しているほか、元県議の水野さち子氏(61)、市議の目黒章三郎氏(70)、埼玉県春日部市の会社経営長谷沼邦彦氏(56)の新人3人が立候補を予定しており、4人による選挙戦となる公算が大きい。

230623senkyo-wakamatsu701.jpg※写真=(右から)室井照平氏、水野さち子氏、目黒章三郎氏、長谷沼邦彦氏


 室井氏は会津若松市出身。東北大経済学部卒。市議、県議を経て2011年の市長選で初当選した。子どもの屋内遊び場の充実、工業団地の整備、移住支援などによる「選ばれるまちの実現」を打ち出している。

 水野氏は会津若松市出身。郡山女子大短期大学部卒。11年から県議を2期務めた。会津17市町村の連携による「観光立国会津」を掲げるほか、0~2歳児の保育料無償化、オンライン診療の充実を訴える。

 目黒氏は三島町出身。法政大法学部中退。1995年の市議選で初当選し、現在6期目。中心街への専門学校の誘致、映画館や美術展示施設の整備に向けた検討委員会の設置を重点施策に挙げる。

 長谷沼氏は会津若松市出身。会津工高卒。11年の県議選いわき市選挙区、15年の会津若松市議選に立候補した。子どもたちの才能を伸ばす教育の充実や、中心市街地の活性化を目標に掲げる。

 市長選と同日選で市議選も行われる。今月1日現在の選挙人名簿登録者数は9万6706人(男性4万5910人、女性5万796人)。