西会津町議選【戦いの跡】 女性議員2人に、投票率は過去最低

 
高浜委員長から当選証書を受ける新議員(左)

 25日投開票が行われた西会津町議選は、上位3人が前回と同じ顔ぶれとなり、手堅く票をまとめて当選した。新人は3人全員が当選する結果となり、女性議員は2人に増えた。

 定数12に対し、現職10人、新人3人が立候補し、定数1超の少数激戦となった。トップ当選は前回2位の現職秦貞継氏。次点の伊藤一男氏を50票上回る474票を獲得した。

 新人は仲川久人氏が4位、長谷川正氏が5位に食い込み、紫藤真理子氏は最後の議席に滑り込んだ。落選した現職の候補者とは7票差だった。投票率は前回を3・50ポイント下回る80・21%で過去最低となった。

 西会津町の最重要課題は少子高齢化や人口減少への対策だ。経験豊富な現職と新たな視点を持つ新人が手を携え、より活気あふれるまちづくりに向けて尽力してほしい。(喜多方支社・阿部二千翔)

 新議員に当選証書

 25日投票の西会津町議選で当選した新議員12人に対する当選証書付与式は26日、町役場で行われた。

 高浜秀道選管委員長が一人一人に当選証書を手渡し「広く町民の声を聞き、開かれた議会を具現化するとともに魅力と活力あるまちづくりに尽力してほしい」とあいさつした。

 新議員の任期は7月1日から4年。正副議長などを決める臨時会は7月上旬に開く予定。