現新2人立候補 白河市長選が告示、9日投開票

 

 任期満了に伴う白河市長選が2日、告示され、届け出順にともに無所属で、新人で元大信村議の国井明子氏(79)と現職の鈴木和夫氏(73)=4期=が立候補を届け出た。4年前の前回と同じ顔触れ。投票は9日で、即日開票される。

白河市長選立候補者(左から届け出順)国井明子候補、鈴木和夫候補

 同市は市内を南北に貫く国道294号白河バイパスの全線開通やJR白河駅前周辺の開発が進んだ一方、表郷、大信の両地域が昨年4月に過疎指定を受け、人口減少対策が課題となっている。選挙戦で両候補が市の具体的な将来像を示せるかどうかが焦点となる。

 国井候補は「箱もの行政」からの脱却を掲げ、学校教育の充実や出産費無償化、無農薬農業への支援などを主張する。

 鈴木候補は産業振興や子育て支援の拡充、文化と歴史を生かしたまちづくりを政策の柱に据え、市政の継続を訴える。

 1日現在の選挙人名簿登録者数は4万9878人(男性2万4856人、女性2万5022人)。

◆白河市長選立候補者(届け出順、敬称略)
国井 明子 79 無職 無新
鈴木 和夫 73 市長 無現