現新2候補、政策熱く訴え 白河市長選告示

 

 2日告示された任期満了に伴う白河市長選は、届け出順にともに無所属で、新人で元大信村議の国井明子候補(79)と現職の鈴木和夫候補(73)=4期=が立候補し、7日間の選挙戦に入った。両候補は市内で第一声を放ち、9日の投開票に向けて有権者に自らの政策をアピールした。

白河市長選立候補者(左から届け出順)第一声で政策を訴える国井候補、第一声で決意を述べる鈴木候補

略歴と政見(上から下に届け出順、敬称略)

国井明子(くにい・あきこ) 79 無職 無新
【略歴】大谷大大学院修士課程修了。大信村議1期。白河市大信増見字田ノ入15の1
【政見】教員の勤務内容の改善。子育て、教育環境のさらなる充実。高齢者が子どもを見守り、集える森林空間の整備

鈴木和夫(すずき・かずお) 73 市長 無現
【略歴】早大法卒。市長4期。全国市長会相談役、西白河地方市町村会長。県企業局長、県相双地方振興局長。白河市大工町38の3
【政見】産業、医療、教育、文化などバランスの取れた誰もが身近な幸せを実感し、暮らせるまちづくり

 国井明子候補 箱づくりから人づくり

 無駄な「箱もの」をつくってきたことを反省する必要がある。新しい政治が求められている。箱づくりから人づくりへ転換していくべきだ。子どもの貧困問題も解決しなければならない。教育や少子化対策に力を入れ、みんなが仲良く平和に暮らせる社会をつくる。

 【選挙事務所】▽白河市大信増見字田ノ入15の1▽電話080・1136・4630▽選対本部長=高橋翔

 自らポスター張り

 国井候補は立候補を届け出た後、市役所周辺にある選挙掲示板に自らの手でポスターを張った。出陣式の代わりに、報道陣を前に第一声を上げた。選挙期間中は市内各地で街頭演説を中心に活動し、政策を訴える。演説の動画をインターネットでライブ配信する。

 鈴木和夫候補 難題解決へ経験生かす

 経済の回復や少子化、若者の人口流出など、難しい問題を抱える時代に突入した。周辺自治体と連携し、課題の解決を目指す。4期16年の経験を生かし、白河市をはじめ県南地域を輝く地域にしていきたい。未来を担う子どもたちのために良いものを残していく。

 【選挙事務所】▽白河市中町74▽電話0248・21・8766▽選対本部長=鈴木雅文

 出陣式で必勝誓う

 鈴木候補は、白河市中町の選挙事務所前で出陣式に臨み、支持者の前で政策を訴えた。鈴木雅文選対本部長があいさつし、周辺町村の首長や本県関係国会議員らが激励した。鈴木候補はガンバローコールで必勝を誓った後、選挙カーに乗り込み、遊説に繰り出した。