「Fukushima50」監督・観客コメント紹介 郡山で試写会
1月23日(木)に実施した福島県郡山市の劇場・郡山テアトルにて舞台挨拶が行われ、本編を鑑賞した福島県の方たちから続々と本作に対するリアルな声が到着しました。若松節朗監督も感謝のコメントを寄せました。
福島の方々に本作を観ていただきたいという想いから実現した福島キャンペーンの一環として福島県郡山市の劇場・郡山テアトルにて舞台あいさつが行われました。そして、本編を鑑賞した地元・福島の方々の88%以上が高評価を付けました。
『できれば思い出したくなかった。最後まで見ることは辛いと思ったけれど、作った人たちのために励ましと受け止め向き合いました。この映画が当事者以外にどう受け止められるか分かりませんが伝えるべき、残すべき、知ってもらうべきものだと強く思いました(50代・女性)』
『Fukushima50に対して本当に感謝しています福島県民として最後まで戦ってくれたことを全国の人に知ってほしいです。忘れないでほしいです、風化させないでほしいです(50代・女性)』
『中学生で震災を経験しその当時はただ怖いイメージしかありませんでした。今は社会人になりこの映画を見て何が起きていたのかが分かり、忘れてはいけないと改めて感じました(20代・女性)』
『日本中、世界中の人々に見ていただきたいです(40代・男性)』
『福島に住む者として、この映画を作ってくれたことをありがたく思います。当時はとても大変な思いをしましたが、福島原発の現場にいて命がけで闘っていた方々に本当に感謝しています。これから先もこの大変な震災のことを忘れず後世に語り継がれていく作品になると良いなと思います(40代・女性)』
など沢山のコメントが届きました。
舞台あいさつで主演を務めた佐藤浩市さんが「やっとここまで来れたという想いでいっぱいです。決して、楽しんでくださいと言える作品では無いです。観るには苦しすぎるシーンもあるかと思いますが、どうか最後まで観ていってください」、共演の渡辺謙さんが「今現在福島に帰れない方々、この事故で人生を変えられてしまった人がたくさんいます。その想いを少しでも汲み取ってこの映画にぶつけていきましょうと、作品がクランクインした際にお話させていただきました。そこから作品が完成しこの地を皮切りにこの作品を発信できることを僕は誇りに思っています。この作品は必ず未来に繋がる何かを感じていただけるんじゃないかなと思っています」、そしてメガホンを取った若松節朗監督が「5年前からこの映画のプロジェクトが始動しまして、ようやく完成しました。それも福島からこの映画を発信できるということを誇りに思います。誠実にこの映画を作ったつもりです」とそれぞれ作品に込めた想いや願いが福島の方々にしっかりと届いた形となりました。
若松監督は「福島の皆さんには心の痛みを思い出させる映画で最後まで観て貰えるかとても不安でした。皆さんに受け入れて頂き嬉しいです。この映画が日本だけではなく世界の人達にも広まると共に記憶に残る映画になって欲しいと思います。」と感謝のコメントを寄せました。
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