咲き誇る「合格の花」 ラナンキュラス、会津若松で出荷最盛期

 
出荷最盛期を迎え、ハウス内で咲き誇るラナンキュラス=22日午後、会津若松市北会津町

 冬の会津地方を代表する花ラナンキュラスの出荷作業が、会津若松市で最盛期に入った。同市北会津町の生産農家鈴木利栄(としえい)さん(70)方では、4月までに約10万本がJAを通じて県内や関東地方に出荷される。

 ラナンキュラスは西アジア、ヨーロッパ原産のキンポウゲ科の花で、薄紙のような花びらが幾重にも重なる。「とても魅力的」「華やかな魅力」など花の色別に多くの縁起の良い花言葉を持つことから、生花店では「合格の花」として販売されている。鈴木さん方では6棟のハウスで栽培しており、孫の悠生(ゆう)さん(22)ら家族を中心に作業が進んでいる。