会津の景色一望...カフェオープン 重要文化財「さざえ堂」隣

 
「景色を楽しんでほしい」と来店を呼びかける滝沢さん

 会津若松市の国指定重要文化財「会津さざえ堂」隣に、会津の景色を一望できる「1/3Cafe(さんぶんのいちカフェ)」がオープンした。オーナーの滝沢勇吾さん(42)は「カフェで一休みしながら景色を楽しんでほしい」と来店を呼びかけている。

 滝沢さんは同市で建設業「丸勇」を営む。さざえ堂の参道や土産店「山主飯盛本店」の工事を請け負う中で「観光客が休憩できる場所をつくりたい」と開業を決意。休憩所だったスペースを改修し、会津商工信用組合の創業塾で飲食業の経営を学ぶなど約1年の準備期間を経てオープンした。

 店内は黒が基調で、大きなガラス窓やテラス席を設置するなど、会津の美しい景色が映えるように工夫を凝らした。メニューはコーヒーのほか、会津産りんごジュース、会津の茶販売店から仕入れた緑茶や和紅茶などが味わえる。さざえ堂をイメージしたワッフルもある。今後もメニュー開発に取り組む予定だ。滝沢さんは「季節ごとに変わる景色を見てほしい。何度も来てもらえるように工夫したい」と話している。

 営業時間は午前9時~午後5時。不定休。問い合わせは同店(電話090・8613・3064)へ。