福島県内の比例候補、最後の訴え 参院選
本県関係の比例代表では、自民党公認の元職岩城光英候補(72)、日本維新の会公認の元職山口和之候補(66)、いずれも共産党公認で現職の岩渕友候補(45)、新人の丸本由美子候補(59)が9日、それぞれ県内で最後の訴えを響かせた。(比例代表は党派の公示前参院勢力順)
地方創生の先頭に 岩城光英候補
地盤のいわき市を巡った後、同市役所前で打ち上げた。前日に死去した安倍晋三元首相の政権で法相などを務めたことから「勝利を報告するのが使命」とし、「安全保障確立、地方創生実現へ国も福島も変わらなければいけない。先頭に立たせてほしい」と訴えた。
医療や介護進める 山口和之候補
郡山市の選挙事務所前で最後の訴えに臨んだ。「国会では医療、介護の分野を進める人がいない」と指摘し、「だからこそ自分にやらせてほしい。子どもが夢を持ち、大人が挑戦し、高齢者が活躍できる社会の実現のため皆さんの力を貸してほしい」と訴えた。
消費税減税掲げる 岩渕友候補
福島市の党県委員会前で最後の訴えを行い、「県民の声を聞かない政府に審判を下す選挙にしたい。比例代表は大激戦だ。党を大きく伸ばしてほしい」と呼びかけた。消費税減税と賃金引き上げを物価高騰対策に掲げ「実現に向けて力を貸してほしい」と訴えた。
命、平和への思いを 丸本由美子候補
須賀川市の党同市委員会の事務所前で最後の訴えを行った。「日本の命運が懸かった選挙」とした上で、「震災と原発事故の爪痕はいまだに残っている。命、暮らし、平和への思いを1票に託し、投票箱のふたが閉まるまで思いを広げてほしい」と呼びかけた。
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