政治参加へ白熱議論 福島で若者リーダーフォーラム

 

 若者が政治や選挙との関わり方を考える若者リーダーフォーラムが3日、福島市で始まった。2日間にわたり、高校生や大学生が、自分たちと同世代の若者が政治に参加するために何ができるかを議論し「若者版復興計画」を作る。明るい選挙推進協会の主催、総務省の共催。北海道と東北各県の学生ら約60人が参加。選挙権年齢を18歳以上に引き下げる公選法成立を受け、県内の高校生15人も加わった。

 模擬投票の結果報告

 フォーラムでは、会津若松ザベリオ学園高の「18歳選挙権を考える会」代表の向井翼さん(3年)が、今夏行われた会津若松市議選を基に同校で模擬投票を行った結果、市議選とは異なる結果が出たと発表した。

 同会は9月に全校生約580人を対象に模擬投票を実施。候補者からトップ当選者や政党別、年代別の候補者などの要素を持つ9人を抽出し、名前や顔写真を消すなどした選挙公報を見比べて、生徒が1票を投じた。市議選で得票数が14番目だった候補が模擬投票ではトップ当選するなど、実際の選挙結果と異なる結果が出たという。模擬投票の際に何を重視したかとの質問では「公約」が33%、「年齢」が25%、「政党」が24%だった。