伊達市・伊達郡は現職3人当選 二本松市は現職1人・新人1人当選

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 15日投票が行われた県議選で、福島市を除く県北地方では伊達市・伊達郡、二本松市の両選挙区で10日間にわたる選挙戦を終え、次の4年間を担う県議の顔ぶれが決まった。伊達市・伊達郡で現職3人、二本松市では現職1人、新人1人が当選を果たした。戦いの跡を振り返る。

 自民、2議席獲得ならず 民主、共産は議席維持

 【伊達市・伊達郡】定数3を4人で争った。民主、共産は議席を維持、自民は議席を確保したが、目標の2議席獲得には至らなかった。

 トップ当選の自民現職の佐藤金正氏(66)はTPPなどの逆風もありながら、地元の川俣町をはじめ選挙区をくまなく歩き支持を集めた。

 民主現職の亀岡義尚氏(52)は労組支援を軸に選挙戦を展開。伊達市が拠点の衆院議員の協力も得て、前回の得票から2000票以上伸ばした。

 共産現職の阿部裕美子氏(69)は党の組織力を生かしながら護憲や教育、医療福祉などの政策を中心に訴え、票を徹底的に固めた。

 自民公認の新人佐藤直毅氏(54)は伊達市議有志の協力を得て復興施策や子育て支援策を訴えたが、短期間で浸透しきれなかった。

 中山間地域を抱え、少子高齢化や復興、農業、福祉などの面で課題に直面する同選挙区。

 共に4選を果たした県議に寄せられる期待、課せられた使命はこれまで以上に大きい。

 自民現職安定した戦い 自公推薦新人も当選

 【二本松市選挙区】自民現職の遊佐久男氏(56)は組織票を固め、唯一の1万票超え。候補者が3人から4人に増えたこともあり前回の1万2000票には届かなかったが、安定した戦いぶりを見せた。自民、公明推薦の新人高宮光敏氏(44)は後半一気に追い上げ、初陣を飾った。父は元県議で市議時代から固い支持基盤があり、父の支持層も足掛かりに自民系2議席獲得を果たした。高宮氏は無党派層や若い世代の票の掘り起こしにも成功したとみられる。

 市議会議長を辞して県議選に挑戦した中田凉介氏(59)は民主推薦。旧市内が地元だが、労組支持層からの広がりも欠き失速した。新人の鈴木雅之氏(37)は完全無所属を強調、街頭演説を重ねて知名度向上に努めたが、浸透しきれなかった。当選ラインは当初予想の8000票台から下がり、明暗が分かれた。