福島市選挙区は自民1減、民主議席奪還 共産、公明、社民改選前議席確保

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 15日投開票で行われた震災後2回目の県議選。福島市選挙区は今選挙で最も多い6党の現職6人、新人3人、元職1人の計10人で8議席を争う激戦となり、自民が現職1人の落選で3議席としたのに対し、民主は2人当選で議席を奪還。共産、公明、社民は改選前と同じ1議席を確保、維新は議席獲得を逃した。

 初のトップで4選を飾った自民現職の桜田葉子氏(58)は瀬上など北部の地元票を固めた一方、医療や福祉分野での実績をアピール。他の選挙区を含め女性候補のトップ当選はただ一人で、1万5000票を超え最多得票だった。

 自民現職の西山尚利氏(50)も農林水産委員長の実績を掲げ、地盤の西部地区など票をまとめた。共産現職の宮本しづえ氏(63)は渡利に加え、自公政権への批判票を取り込み躍進。公明新人の伊藤達也氏(45)は引退議員の地盤を引き継ぎ組織票を固め、初陣を飾った。民主新人の大場秀樹氏(46)はNPO関係者や有力市議らに支援を広げ、3度目の挑戦で議席を勝ち取った。

 社民現職の紺野長人氏(60)は組織票を引き締め、党唯一の議席を再び死守。自民現職の佐藤雅裕氏(49)は元衆院議員の義父の支持層を軸に得票し再選した。民主元職の高橋秀樹氏(50)は労組票を中心に支持を固めて返り咲いた。

 自民現職の丹治智幸氏(44)は松川を足掛かりに復興施策の実行力を訴えたが、及ばなかった。佐藤、高橋、丹治の3氏が131票差にひしめき、接戦を物語った。

 維新新人の大内雄太氏(32)は議会改革の必要性などを強調したが、浸透しなかった。

 投票率は45.44%で、過去最低の前回より0.96ポイント改善した。昨年の衆院選で未集計票が見つかるなどミスが相次いだ市選管の開票作業は予定より約36分早く15日午後11時54分に終了した。