共産と選挙協力「考えにくい」 参院選で玄葉民主県連代表

 

 今夏に行われる参院選福島選挙区について、民主党県連の玄葉光一郎代表は「共産党との選挙協力は考えにくい」との認識を示した。県連が11日に開いた常任幹事会後、報道陣の取材に答えた。

 同選挙区では、民主は現職の擁立を決定。共産は新人の擁立を発表したが「野党共闘」の実現次第で擁立見送りの可能性も示唆している。玄葉氏は「(候補者の)調整はあり得るが、政策理念が違う中で協力は考えにくい」と選挙戦で協力体制を敷く可能性は低いと指摘した。

 民主党県連は常任幹事会で、国の除染の長期目標1ミリシーベルト以下について「科学的根拠がない」などと発言した丸川珠代環境相に抗議することを決めた。県連の定期大会を4月17日に郡山市で開くことや、18歳選挙権対応本部、格差是正を目指す共生社会創造本部の設置も決定した。