塙町長選『終盤の情勢』 史上最多・4人...激しい舌戦展開

 

 任期満了に伴う塙町長選は17日、投票日の19日まで残り2日となり、史上最多の4人による選挙戦は終盤戦に入った。届け出順に、いずれも新人の元JA東西しらかわ組合長の鈴木昭雄候補(68)、元県議の白石卓三候補(64)、前町教育長の藤田充候補(63)、元町議の宮田秀利候補(66)が激しい舌戦を繰り広げている。

 鈴木候補は、JA組合長として農産物直売所や植物工場を整備した実績と実行力をアピール。町内にくまなく組織した24の後援会を活用し、支持拡大を図る。

 白石候補は、町内各地で街頭演説を展開し、行政改革の推進や老人ホーム整備などの政策を訴える。県議時代に培った人脈も強調し、票の上積みを狙う。

 藤田候補は、積極的に街頭演説を行い、子育て支援など政策の浸透を目指す。人口が多く地元でもある町中心部が票田とみて、今後、重点的に活動する方針だ。

 宮田候補は、地元の町中心部の得票が鍵になるとみて積極的に遊説し、票固めを図る。後援会に組織した青年部を生かし、20~40代の支持獲得も狙う。

 各陣営は投票率を87.98%だった前回並みと予想。当選ラインを2300~2800票とみている。