「いわき市長選」10日投開票 開票確定は午後11時10分ごろ

 

 任期満了に伴ういわき市長選は10日に投開票が行われる。いずれも無所属で、新人の宇佐美登候補(50)、元職の渡辺敬夫候補(71)、現職の清水敏男候補(54)は最終日の9日、各地で最後の訴えを市民に呼び掛ける。

 投票は市内138カ所の投票所で10日午前7時から始まり、中山間地の40カ所は午後6時まで、ほかの98カ所は午後7時まで。開票は午後8時から総合体育館で行われ、開票確定は午後11時10分ごろの見込み。

 宇佐美候補はJR泉駅からスタート、小名浜地区や津波で被災した沿岸部などをくまなく回る。平地区で徒歩遊説し、パレスいわや駐車場で打ち上げる。

 渡辺候補は地盤の草野地区から出発、市南部などの大票田を中心に回る。平地区で徒歩遊説をした後、いわきワシントンホテル前で打ち上げ式を行う。

 清水候補は泉地区から始め、大票田の勿来、小名浜、地盤の常磐など各地区を回る。最後は平地区で遊説し、JRいわき駅前で打ち上げ式を行う。

 今回は復興施策が争点だった4年前とは異なり、地域医療の再生や人口減対策など、市の将来像を市民にどう示せるかが焦点。同市長選としては「18歳選挙権」が初適用されるため、若年層の投票動向も注目される。