現・新2氏の争い「濃厚」 南相馬市長選告示、11日で1カ月

 

 任期満了に伴い来年1月11日告示、同21日投開票で行われる南相馬市長選は、11日で告示まで1カ月となる。これまでに、いずれも無所属で、現職の桜井勝延氏(61)=2期=と、新人で元市経済部長の市議、門馬和夫氏(63)が立候補を表明し、現新2人による選挙戦が濃厚となっている。

 桜井氏は保育園と幼稚園の無料化継続や、市立小高病院を診療所に再編した市立総合病院との連携強化を訴え、後援会を軸に支持拡大を図っている。

 門馬氏は家庭保育手当の支給制度や給付型奨学金の創設、市立小高病院の入院機能再開などを主張しており、行政経験を前面に知名度の向上に努めている。

 市議会の最大会派を含む自民系市議らが門馬氏を、民進系市議らが桜井氏を支持している。

 1日現在の有権者数は5万3439人(男性2万6456人、女性2万6983人)。