現状を「五分五分」 南相馬市長選で両陣営、浮動票取り込みへ

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 21日投開票の南相馬市長選は混戦模様のまま最終盤の戦いに入った。いずれも無所属で、新人で元市経済部長の門馬和夫候補(63)と、3選を目指す現職の桜井勝延候補(62)の両陣営は大票田の同市原町区を中心に子育て世代など浮動票の取り込みにしのぎを削る。

 両陣営とも現状を「五分と五分」と分析。門馬候補は地盤や支援を受ける自民、公明の組織票、反現職勢力などをターゲットに支持拡大を図る。一方の桜井候補は現職の知名度を武器に2期8年の実績を掲げ、草の根運動で支持固めを進めるなど、現新一騎打ちの集票合戦は最後まで熱を帯びている。

 門馬陣営は「現職の背中は見えている。あと一歩、あと半歩」と課題の知名度不足解消に全力を挙げる。19日は原町区西部を中心に、20日は市内全域を回り、市政刷新を訴える。平田武選対本部長は「さらに市内を1巡して政策の浸透を図る。最後の最後まで訴えを続け、支持を広げたい」と力を込める。

 桜井陣営は「情勢は五分五分。組織を引き締め直し、若年層の支持を広げたい」としている。19日は原町区東部と北部、20日は市内全域を巡り、市政継続をアピール。最後まで票の掘り起こしを進める。小野田善光選対本部長は「震災で心を痛めた市民や労働者層が希望を持てるような訴えを届けたい」と意気込む。