野党は新人・水野さち子氏一本化 夏の参院選、自公と一騎打ち

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 7月予定の参院選福島選挙区(改選1)を巡り、野党5党派は21日の幹事長・書記局長会談で、無所属新人で県議の水野さち子氏(57)に候補者を一本化することで正式合意した。有力視される「7月4日公示―21日投開票」まで1カ月余に迫る中、自民現職で元少子化担当相の森雅子氏(54)=2期、公明推薦=と、水野氏による与野党一騎打ちの構図が固まった。

 共産は福島選挙区に立候補を表明していた県委員会書記長の野口徹郎氏(43)の擁立を取り下げる。国民民主、立憲民主、社民の県連と無所属議員、連合福島でつくる「5者協議会」は水野氏の擁立を決め、基本政策で合意している。今後、各党県連や県委員会が政策や選挙協力の在り方などについて協議し、今月中にも合意確認書を調印する見通し。

 国民民主の増子輝彦幹事長代行・県連代表(参院福島選挙区)は21日、福島民友新聞社の取材に「野党がばらばらでは自公政権に勝てない。共産党の決断に敬意を表したい」と評価した。共産の町田和史県委員長は野党各党の一致点として、原発ゼロや10月の消費税10%への引き上げ中止などを挙げ「数合わせではなく、一つにまとまった野党共闘にしたい」と強調した。

 会談には無所属の玄葉光一郎元外相(衆院福島3区)が衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」の幹事長として出席した。会談後、玄葉氏は「県民に分かりやすい構図になったのではないか。多くの幅広い支援が得られ、勝利につながる」と述べた。

 野党共闘を巡っては、2016(平成28)年の参院選で野党統一候補が自民の現職大臣を破った経緯がある。今回の参院選に向けても県内の野党各党や野党共闘を呼び掛けた「ふくしま県市民連合」が水野氏が出馬表明した4月2日以降、一本化に向けた協議を水面下で続けていた。