県議選・期日前投票始まる 郡山、いわき大幅減...台風被災影響か

 
期日前投票で1票を投じる有権者=1日、福島市役所

 福島県議選の期日前投票は1日、選挙戦となった10選挙区内の市町村で始まった。選挙が行われている8市では計4596人が投票した。

 前回無投票だった須賀川、喜多方を除く6市のうち、台風19号で被害が拡大した郡山市は846人で前回に比べ半減し、いわき市も451人減となるなど、投票者数の減少が目立った。いわき市選管は「期日前投票所を開設できなかった地区がある影響ではないか」と分析した。車が水没した住民が多く出たことも影響しているとみられる。

 投票者数が最も多かったのは福島市で1812人で、いわき市も1077人と千人を超えた。一方、3日に市議選の告示を控える相馬市は12人にとどまった。

 県選管によると、前回の県議選では総投票者57万8591人のうち、28.7%に当たる16万6144人が期日前投票を行った。