太田国見町長、今期限りでの退任表明 「8年間で町の基盤できた」

 

 任期満了に伴い11月3日告示、同8日投票で行われる国見町長選で、現職の太田久雄氏(70)=2期=は4日、次期町長選に立候補せず、今期限りで退任すると表明した。

 太田氏は同日、9月町議会一般質問で進退を問われ「震災からの復興、風評払拭(ふっしょく)に向けた取り組みなど、8年間で町の基盤づくりができた。70歳になったこともあり、一区切りつけたい」と述べた。

 太田氏は同町出身、東北大経済学部卒。1973(昭和48)年に県職員採用、知事直轄理事、郡山市副市長、日赤県支部事務局長などを歴任した。2012年の町長選に立候補し、初当選した。

 町長選を巡っては、水面下で立候補を模索する動きがある。