立憲民主、福島5区に鳥居氏擁立へ 次期衆院選、野党共闘焦点

 

 立憲民主党県連が、次期衆院選の福島5区に元県議で県連常任幹事の鳥居作弥氏(46)を擁立する方向で最終調整に入ったことが30日、関係者への取材で分かった。県連内での手続きを経て11月上旬にも正式決定する。鳥居氏は、いわき市で31日に開かれる福島5区総支部の設立総会で代表に就く見通し。

 鳥居氏はいわき市出身。独協大経済学部卒。2015(平成27)年11月から県議を1期務め、昨年の県議選で落選した。旧国民民主党県連の総務副会長、5区総支部代表などを務めた。

 福島5区の現職は自民の吉野正芳氏(72)。また共産党いわき・双葉地区委員長の熊谷智氏(40)が党公認で立候補を表明しており、鳥居氏の擁立が決まれば、今後は野党共闘に向けた候補者調整が焦点となる。