国井候補・市政刷新訴え、鈴木候補・若者票掘り起こし 白河市長選

 
(左から)鈴木和夫候補、国井明子候補

 任期満了に伴う白河市長選は、9日の投開票に向けて終盤に入った。届け出順にいずれも無所属で、新人で元大信村議の国井明子候補(79)と、5選を目指す現職の鈴木和夫候補(73)が選挙戦を繰り広げている。

 国井候補は市政刷新と学校教育の充実を強調、市内各地での街頭演説の様子を動画配信するなどして支持を訴える。投票率は若者の選挙離れなどを理由に55~58%と推定。高橋翔選対本部長は「一市民として政治活動に尽力する候補者の姿を見て、何かを感じてもらえれば」と語る。

 鈴木候補は4期16年の市長としての経験を生かした人口減少対策を掲げ、市内全域で遊説、個人演説会を精力的に開いている。投票率は前回の59.27%を上回る60%台を目標に設定した。鈴木雅文選対本部長は「白河の未来のため、若い世代からの票を掘り起こしたい」と気を引き締める。